「これがしたいのかどうか分からない」という相談を受けて思ったこと。

少し前に、人からこんな相談をされた。
それは、
「したいことが、本当にしたいことなのかわからない」
ということだった。

話しを聞いてみると、
「本当にしたいことなら、すでに勝手に行動しているはずだ」
という言葉をある人が言っていたのを聞いて
行動できずにいてる自分は違うんじゃないのか、と思ったとのこと。

今って、FacebookだったりTwitterだったり
いろんな人が思ったことを気軽に発信していて、
迷っている時に情報に触れてしまえばきっと
どんどんブレてはしんどくなってしまうんじゃないのかなぁ
って。そんな風に思います。

人が変われば言うことが変わるのはあたり前で
あの人はこういうけど、この人はこういう、なんてことはよくある話し。
だから、いろんな人の情報をかじるより、
「この人」って決めて情報は取りに行った方がいいように思います。

と、話しが少し逸れました。

「本当にしたいことなら、すでに勝手に行動しているはずだ」
という言葉、確かに一理あるなぁって思います。
けど、全ての人に当てはまるとも思わなくて。

「人それぞれ課題」があって、
動けないでいてる人は動けない人なりに
それぞれ理由があるだろうなぁって思っていて。
この話しをさせてもらっていた人は、
「頭で考えすぎているなぁ」ということが気になりました。

やり方ばかりを探してしまったり、
「これをしたい！」と思って常にそのことばかり考えているのに
それが自分の本当にしたいことじゃないんじゃないのか、、、
という疑いの思いがある。

「したい」って思ってる。
けど、
「それをしたいのかなぁ」って疑ってる。
これって、しんどいです。

「ある」のに「ない」ものにしている状態。

いつまでも「準備」ばかりする必要なくて、
「したい！」って思いがあるのなら
疑う前にやってみる。
やってみると、すごく楽しくて、
何を迷っていたんだろうって気付けたりするもの。

それを、やってみる前から頭で
ごちゃごちゃ考えてみたらいろんな思いが湧いてきます。

人間は現状維持を望む生き物。

頭で考えたらしない理由ばかり浮かんできます。

しかも、本人も気付かないくらいにもっともらしい
理由が浮かんでくるから自分ですら騙せてしまう。

けど、それについて考えている自分がいたり、
それをしたいんだ！って思った最初の衝動を
感じた自分がいたことを忘れない。
うまくいかないなぁ、、、と感じる時は恥をかきたくなかったり、
傷つきたくないからとそれをしたくなかったことにしがち。

けど、最初にそれをしたい！って思った
自分の思いを大切にしてあげてほしい。

周りはいろんなことを言ってくるだろう。
その時に、誰の声を自分の中に
取りいれるかどうかは選ぶことができる。
どうせ取り入れるなら、
自分の心が明るく、元気になるものを取り入れてあげればいい。

最近、「恋人を作りたがらない若者」みたいな言葉を聞くけれど、
これもその話しをしてる人の話しを聞いていると
傷つくのが怖かったり、過去に傷ついた経験から
恐怖が大きくなっていることが見えてくる。
確かに、何か行動をするとなると傷つくこともあるかも知れない。
けど、それは行動したからこそ分かったことで、
それを全て「悪」と捉える必要なんてない。
そこから気付いたことがあった。

だから、次からこう活かしていけばそれでいい。