人とぶつかってしまう時に大切にしたい思いの伝え方

昨日書いた価値観のブログ、
たくさんの方に読んで頂きました。
ありがとうございます。

もともと、あのブログを書こうと思ったのは
身近な人との関係で悩んでいる方の
お話しを聞くことが多かったところからでした。

近いほど悩むし、しんどくもなる。
その苦しさはとてもよくわかるので
何か一助になれば、という思いからのブログでした。

今日は価値観のブログでは書けなかった
「本音を伝える」という部分について書きたいと思います。






「本音を伝えることが大切」と書いたけど
なぜ本音を伝えなきゃいけないの？って言うと、、、

例えばイライラしている時、
「なんでわかってくれないの？」とか
「こうしてくれたらいいのに」
って思うことってあるかと思います。

それが本音で、
それを伝えよう！と思って伝えた場合
どうなるか？というと、

ケンカになると思います。笑






なぜケンカになるのか？というと
「なんでわかってくれないの？」
は相手を否定する
エネルギーがそこに乗っかっているから。

自分を否定や攻撃されたり、
どうにかしようとコントロールを感じると
人は素直にその言葉を聞くことはできない。

冷静に自分自身に置き換えてもらうと
そりゃそうだ、とわかるけど
いざ自分がそうなると
つい言ってしまうもの。






心理学の世界では
怒りは第二感情と呼ばれています。

第二感情ってなに？って
その前に第一感情が存在しているということ。

第一感情は寂しい、とか悲しいなどの感情を言います。

例えば、
前から楽しみにしていた約束があって
早くこの日がこないかなぁーと
とても楽しみにしていた。

けど、
当日になって約束をしていた相手が
寝坊をして待ち合わせに３時間も遅れてやってきた。

この状況、悲しいですよね。
自分はすごく楽しみにしていたのに。。。
まるで相手に軽く扱われたような、
楽しみにしていたのは自分だけだったのかなぁ
なんで寝坊なんてするんだろう？
もっと早く起きろよ、って思ったり。
（近しいほど思いがち。）

この時の本音は
「寂しい」「悲しい」になります。

最初に寂しいと感じて、
その後になんで？？？と
怒りがふつふつと湧いてくる感じ。






例えば、
食べるのを楽しみにしていたプリンが
家族に勝手に食べられた。

すごく楽しみにしていたのに
なんでそんなことするの？
ふざけるな！と腹が立つ。

これも最初に感じていた本音は
怒りではなく
「楽しみにしていたのに、残念。悲しい。」
というのが本音。






もし誰かに対して
怒りを感じているんだとしたら
その前に何を感じていたんだろう？
と自分自身の心を見つめてみる。

そうすると
寂しさや悲しさに気付く。

気付いたのならそれを相手に伝える。
ここで大切なことは
「あなたのせいで」
と相手を攻撃しないことと
「こうしてよ」
と要求をしないこと。






先ほども書いたように
「なんでわかってくれないの？」
は相手を否定する
エネルギーがそこに乗っかっているから。

自分を否定や攻撃されたり、
どうにかしようとコントロールを感じると
人は素直にその言葉を聞くことはできない。

だから、伝える時は
ただ、素直に感じたままを伝える。
「とても楽しみにしていたから寂しかった」
「悲しかった」というふうに。

はっきり言って恥ずかしいです。笑
そして、自分から折れるなんてイヤだ！！と感じる方も
いると思います。

これをいつでも言えるのは
上級者だと思うので
そこまで言いませんが、
ただ、この本音を伝えるということを
実践できるようになると
人間関係で悩むことは少なくなるように感じます。






「寂しかった」
「悲しかった」
そう伝えられた時、
そこに信頼関係ができていれば
素直に受け止めてもらえる。

「こうしてよ」と要求するよりも
よほど相手に届くもの。

掘り下げていけばいくらでも
話せるテーマでもあるなぁと
感じるので今日はここまでにしたいと思います。

ちょっと書くつもりが思いの外長くなりました。笑
ではまたちょこちょこ書いていきます。