絵を描ける喜びと葛藤と

ご注文頂き、
特注サイズにて酔っ払いパンダの作成。

最近はイラストを
描かせてもらう機会が増えていてとても嬉しいです＾＾

以前にも何度かブログの中で書いてきたけれど、
「絵を描く」ことはわたしにとって特別なことでした。

今、描いている姿を見た人は
「絵が描けていいなぁ」といった反応をくださいます。

けど、わたしは絵が好きで、大切で、特別だからこそ
描けなかった期間が長らくありました。

好きだからこそ、否定されるのが怖くて
こっそり、こっそり、
一人で描いてきた期間の方が長かったです。

わたしの幼い頃の夢はマンガ家でした。

父親が
「すごいね！奈々はマンガ家になれるよ！」
って絵を褒めてくれて

その言葉が嬉しくてマンガ家になろう！
と思ったことがきっかけでした。

けど、自分より絵が
うまい人なんてたくさんいてて
その当時、人に絵を見せることなんて
ほとんどしたことがありませんでした。

そんなわたしでしたが、
幼い頃は友達と呼べる人はほとんどおらず、
家にも学校にも居場所がなく、
しんどかった学生時代、
家で一人絵を描いている
時間だけが救いでもありました。

「絵を描けたおかげで生きていられた。」
大袈裟ではなく本当にそう思えるほどに
学生時代は暗黒でした。笑

ただ、先ほども書いた通り、
大切だからこそ否定されることが怖くて
人に見せることはほとんどありませんでした。

そんな中、ある時学校の授業で
イラストを描いてオリジナルのお面を作ろう！
という授業がありました。

引っ込み思案で
人前で何かを見せたり表現することが
とにかく苦手だったわたしは
何を描いていいか迷っていました。

そんな時、
同じクラスで超近所に住む同級生が
「奈々ちゃんこれ使っていいよー」
と言って一つのイラストをわたしにくれました。

その言葉を真に受けて使ったところ、
周りの何も知らない人たちを巻き込んで
「勝手にパクった」と責められる始末。

当時、自分の意見なんて
言えないわたしは反論することもできず。

その同級生のことは
本当、、、大嫌いでした。笑

その経験は人前でイラストを描くということを
さらに億劫にさせました。

イラストを描いたら
何を言われるかわからない、怖い、と。。

わたしの場合「絵」でしたが
きっと人それぞれ何かしら
こういったものってあるんだろうなぁと
人と話すことで気付かされます。

「そんなのないよ」と思う人も
ご自身にとってあたり前なものすぎて
気付かないんじゃないのか、、と思います。

目に見えるものだけに限らないなぁとも思います。

その人の中にある
「これが好きだ！！」というものを
表現している姿は
その人自身の喜びが大きいのはもちろん、

それを見ている人も明るく幸せな
気持ちにさせてくれる力があるように思います。

と、そんな喜びながら
「自分自身を表現することの素晴らしさ、喜び」
を体感して欲しくてわたしは筆文字講座をしています。

宣伝ではなく、本当に、
その人がその人自身を表現する姿って
いいよなぁーって思ったので
更新するつもりのなかったブログを書いてみました。

最後まで見て頂きありがとうございます＾＾

書いて気付きましたが
このエピソードも大切で特別なものだからこそ
あまり人に話してこなかったなぁーと
気付きました。

絵が描けること、
描かせてもらえる今がとても有難いです。