「自分にも書けるのかなぁ‥そう思ったけど来ました。」
この言葉は講座をする中でよく聞く言葉。
「筆文字＝難しそう」ってイメージ、ありますよね。
わたしもありました。
そのイメージがあったのは
前回のブログでも書いた習字の授業が嫌いで
墨や筆に対する苦手意識から来ていたものなんですが
実際筆文字をするようになって思うのは、
そんなイメージが定着してしまっていることが勿体無い！！ということ。
なんで勿体無いって
筆文字は本当に楽しいから。
それはこれまで２年以上講座をしてきたからこそ思うこと。
参加者の方からは「文字を書くって楽しいんですね！」という言葉や
「自分の文字が好きになりました！」という言葉を頂いてます。
今日のブログでは
「なぜ筆文字は楽しいのか」
ということを書いていきたいと思います。
筆文字は何が楽しいのか
筆文字が楽しい理由、それは「決まりがないから」。
決まりがない、というのは
「こう書くことが正しい」とか、
「これはダメ」「これはいい」というものがないということ。
「こう書いてみたらどうかな？」というものを形にしていきます。
それは、頭の中の「こんな風に書いてみたい！」というものを形にする世界。
普段生活しているといろんな人の目があったり
誰かに気を使ったり自分の思いを押さえ込んだり
自分の思いよりも人の思いを大事にして自分がわからなくなったり‥
ってあるかと思います。
わたしはそんなことばかりして生きてました。
筆文字はそんなことは関係なく、
それよりも大切なことは「楽しむこと」。
楽しんで書いた文字は素敵な文字ができます。
なんか惹かれる、なんか気になる、魅力的な文字。
以前、絵を描かれる方がこんなことを仰っていました。
「楽しんで書いた絵は魅力的。
けど、うまく見せようとして書いた絵は惹かれない。」と‥。
これは文字や絵だけに限らないんだと思います。
人でも、周りばかり気にして自分を抑え込んでいる人よりも
自分の表現したいことだったり自分の意見を大事にしている人の方が
大切にされたり、人気があったりします。
気を使って自分を抑え込んでいる人の方がなんか損ばかりしていて
自分らしく、自分の思いを大事にしている人の方が人から大切にされている。
そんなことってありませんか？？
わたし自身、先ほども書いた通り人の目ばかり気にして自分を大事にせず、
人のことばかり大事にして気を使ってばかりいました。
その頃は人から大事にされるどころか
粗末に、適当に扱われることなんてしょっちゅうでした。
そんな時を経て気付いたのは、
自分で自分を大事にしている方が
「人からも大事にされるんだ！」ということでした。
自分を大事にしている人は人からも大事にされる。
自分を大事にしていない人は人からも大事にされない。
ということ‥。
自分が自分をどう扱っているのかが外側の世界にも反映される、ということ。
不思議だけど、本当にそうなんだなぁ、と自分自身もそうですし、
これまでいろんな人を見て来た中で思うことです。
筆文字が楽しいのは自分の心を大事にできるから。
自分が心で感じている「楽しい！！」という思いを大切にして
楽しむことができるから。
そんな場面って日常を生きていると
手放しでただただ楽しむ！！ことだけに集中できる時間って
なかなかないように思います。
だからこそ、筆文字をすると
心が癒され、ストレス発散になります。
そしてそんな状態で参加者の皆さんで文字を書く時間って
子供に戻ったように無邪気に笑える時間。
だから、とにかく笑えます。
まるで頭のネジが何本か抜けたかのように。笑
ただ無邪気に笑える幸せ。
例えば仲のいい友人たちと楽しくワイワイ喋ったり笑ったり
する時間って楽しいですよね。
その時間って心配だったことも忘れて
ただただ楽しい！！って笑えている時間。
その時間が楽しいのは笑っていると
心はポジティブに働くようにできているから。
笑いながら悩んだり笑いながら困ることってできません。
同じように、顔を上げながら落ち込んだり、
スキップしながら落ち込むこともできません。
心と体は繋がっているからその使い方一つで
心も自然と明るくなれます。
だから、笑うって大切だなぁと思います。
これまで講座をする中で参加者の方から
「こんなにも笑ったの久しぶりです！！」
と言う言葉を言って頂くことも多くて
その理由も筆文字の自由に書くということを通して
それまで悩んでいたことや困っていたところから
心が解放され心が緩むから。
悩み事ってそんなにも悩まなくていいことを
重く受け止めたり、「うーーーーん。。。。」って
悩みすぎているから悩みから抜け出せない、ということがあります。
悩みが解決する時はその悩みを悩みと受け止めず、
軽く捉えることができた時。
「大丈夫かも知れない！！」って思えた時に
悩みはほぼ解決してます。
ずっと考えても解決していない悩みなら
考えるのをやめた方が解決することってあります。
考えるのをやめた瞬間に思いもよらないアイディアが湧いて
嘘みたいに簡単に悩みから抜け出せたり。
そんな時に大切なことが笑うこと。
笑うことの効果って大きいなぁと思います。
何か悩みがある人や困っている人、
最近笑っていないなぁ‥という人にも
筆文字はオススメです。
筆文字は自分の心を見つめる時間。
あれをしなきゃ、これをしなきゃ‥って
いろんなことに思いを巡らし、いつも次に何をするか‥ばかり考えてる。
忙しい日々を過ごしているといつも頭の中は何かでいっぱい。
そんな時にも筆文字はオススメです。
筆文字講座のはじめはまず筆ペンに慣れてもらうために
筆ペンを使って線や丸を書く時間を設けているんですが、
この時間がすごく不思議な感覚を感じることができます。
日頃生活をしていて文字や絵を書くことはあっても
線を書く時間がある方って少ないと思います。
ただ、この単純作業は心を癒すことにとても効果的。
線を書く時に思考は必要ないです。何も考えずできます。
この「無心」になる時間は心の中が空っぽになる時間。
心の中が空っぽになることは瞑想効果があります。
何も考えず、ただ線を書く。丸を書く。
この時間を終えると心が洗われたような感覚を味わいます。
「こんな贅沢な時間の使い方をしていいんですね」
と、これも講座参加者の方の言葉。
線や丸だけを書く時間ってなんか‥贅沢ですよね。笑
それだけで心が癒されるって嘘みたいだけど本当の話し。
そうやって自分の心を感じて線や丸を書く時間は癒し効果があります。
筆文字は心を見つめる時間。心を癒す時間。
自分の心で今何を感じているのか？という部分に
意識できて集中できる贅沢な時間でもあります。
例え１分や２分でもそんな時間を１日の中で見つけることができれば
心の安定感は変わってくるように思います。
筆文字をすることで育つ自己肯定感。
筆文字をするとなんでもありなので
否定することがありません。
「こんなの書けた！」
「これもいいなぁ！」という感じ。
そうやって自分で書いたものを自画自賛したり、
人から褒めてもらったり、
また逆にこちらが人の書いたものを褒めたり‥
そうやって褒めてもらうことや
自分で自分を肯定する時間もまた日頃生きてると
そう多くはありません。
ついダメなところばかり目について
ダメなところばかり見てしまったり‥。
けど、だからこそ筆文字をすることで
自分を肯定することで自己肯定感を育てることができます。
これもいいなぁ、あれもいいなぁ‥！！という感じに♪
自分のイヤなところやダメなところって
自分では隠しようがなくていろいろ感じたり
見えるからこそ自分はダメだなぁ‥
って思うことってあるかと思います。
けど、そんなにも否定って必要なくて
大切なことはダメなところが何もないことじゃなくて
ダメなところや弱いところがあってもいいから
いい部分を伸ばし、輝かせること。
だから否定よりも「いいね！」って
自分で自分を肯定してあげることって大切だなぁと思います。
そんな大切な自己肯定感を育てることにも筆文字は使うことができます＾＾
筆文字のいいところや楽しいところはまだまだあるんですが、
長くなったので今回はこれぐらいで。
今回の話しをまとめると、
筆文字が楽しい理由は
①決まりがない
②自分の心を大事にできて楽しむことができる
③子供に戻ったように無邪気に笑える
④無心になれる
⑤自己肯定感が育つ
ということでした♪続きはまた今度書きます。
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