【第２話】筆文字に興味がなかった理由とはじめて筆文字を体験した時に感じた衝撃＊

前回の
【第１話】筆文字と出会ったキッカケ＊の続きになります。

最初から筆文字に興味関心があったわけではなく
むしろ学生時代習字の授業が大嫌いだったことも関係していて

自分が筆文字を書けるなんて全く思っていませんでした。

学生時代になぜ習字が嫌いだったのかというと、
見本のようにうまく書くことができない、
うまく書く同級生と自分の書いた文字とを比べて
イヤな気持ちになっていたこと。

同級生の書く文字と比べるたびに
「自分は下手くそだなぁ」と思って習字の授業が憂鬱で
イヤで仕方ありませんでした。

しかもそんなイヤな文字を教室の後ろに
張り出されるからなんの嫌がらせだ！というような
そんな気持ちを感じていました。笑

小、中、と習字の授業がイヤで仕方なくて
高校に入った時に授業を音楽、習字、美術の中から
選択して受けれるようになった時は
「このイヤな授業からやっと解放されるんだ！！」
と、そんな嬉しさを感じていました。笑

そんな過去があったので自分の人生の中で
筆文字と関わる日がくるんだなぁ〜と自分で行くことを決めた
筆文字講座だったけど不思議な感覚でした。

講座へ行ったその時も、
「誰でも書けるよ」と教えてもらっていたものの半信半疑でした。

と、いうのもそれを伝えてくれた知人は書道経験者。
ご両親が習字の先生だということを聞いていたので
「自分とは違う」という思いがありました。

それはまるで学生時代にうまく書く同級生たちを見て
「うまく書けていいなぁ。。」と思っていた
比較しては劣等感を感じていた
あの時を思い起こすようなそんな感覚。

講座が始まり、最初に一人一人簡単な自己紹介をしました。

そこで各々参加動機を話すんですが、
わたしが言ったのは「なんとなく、楽しそうだなーと思ってきました」
というなんとも軽い理由。笑

直感での参加で「こうなりたい」というものもなかったので
うまく言葉にできるものが見当たりませんでした。笑

わたし以外に２人参加された方がいましたが、
その方達はお仕事で活用したいとのことでした。

もともとわたしは劣等感が強く、
人と比べることが日常的でした。

なので、わたしはなんでここに来たんだろう？とか、
わたしが一番下手くそだろうな〜とか、

始まる前から内心めっちゃ暗かったです。笑

今思えばもっと純粋に楽しめばいいのに！！って思うんですが。笑

そして、実際に筆ペンを持って
文字を書き出してみて、驚きました。

それは、筆文字がとにかく楽しかったから。

さっきまでわたしが一番下手くそだろうな〜
とか思っていたけど、
そんなのすぐにどうでもよくなりました。笑

ただただ書くことが楽しい。

書く楽しさに没頭していきました。

それは、わたしだからじゃなく、
参加されていた他の方達も同じでした。

「楽しい！」と口々に言いながら時間は過ぎて行きました。

「文字を書くことが楽しい」
それははじめての感覚でした。

ずっと、文字をうまく書けないことがイヤで
うまく書ける人と自分を比べて
自分をダメだと卑下していただけに
その衝撃はとても大きなものでした。

文字を書く楽しさに吸い込まれていくような
もっと書いていたい！と湧き上がるように思える感覚。

「なんとなく参加しました」と言うほどに
特に何も考えずに参加した筆文字講座だっただけに
思わぬ収穫にびっくり！！(￣▽￣)でした。笑

そして最後に完成した作品がこちら。

この時に感じた喜びはとても大きく、
「自分で書いた作品」ができたこともとても嬉しかったです。

けど、はじめての筆文字だったので
「もっとうまく書けたらなぁ」という
悔しさのような思いもありました。

今にして思うのはその悔しさはあってよかったなと思います。
そのおかげで「もっと！」「もっと！」と上達のために
時間を費やすことができていろんな文字を
書いていくことに繋がっていったから。

これが最初から満足のいくものだった場合
「自分はこんなものだ」と思い
そこで成長は止まっていたように思いました＾＾

なぜ筆文字が楽しかったのか、ということは
次回以降のブログで書いていこうと思います＾＾