したいことを始めるのに「今できる小さな一歩」からでいい理由。

筆文字講座を始める１年前まで
わたしは人と話すこともまともにできませんでした。

理由は、「自分のことを話すと泣く」というコンプレックスを抱えていたから。

自分のことを話すだけで全然泣くような場面じゃなくても泣いてしまって、
そんなコンプレックスを小学生の頃から１５年以上、ずっと抱えていました。

「自分のこと」というのは表面的な、
当たり障りのない話しなら問題ないんですが
心の内だったりを出すことがとにかくできなくて。

本音が出せませんでした。
だから、人に合わせることしかできなくて
その頃のわたしにとって、人間関係は自分を出さず、
嫌われないようにすることが一番大切だったように思います。

話すだけで泣いてしまう。
だから、人と深く関わることができない。

うわべだけ。表面上だけの関係。。
今振り返るとその時のわたしは寂しい、という感情が強かったように思います。

本当はもっと人と関わりたいし仲良くしたい、、、
そんな思いがあるのにそれを叶えることのできない悲しさや寂しさ。

そんなわたしだったのでコミュニケーション能力も乏しく
人と楽しく話しができる人が羨ましくて仕方なかったです。

そのコンプレックスが解消されたのは2014年の8月。
そのきっかけだったりは過去のブログで書いてきたことでもあるので
今回は割愛させてもらいます。。

人と関わる中で「したいことがある」
けど、「自分なんかができない」
そんな思いが強く、一歩を踏み出せない人に出会うことがあります。

その気持ちはわたし自身たくさん感じてきたので
分かる部分もたくさんあるんですが、
それと同時に、泣いてしまう、というコンプレックスゆえに
一人の人とも話すことができなかったわたしが今、
こうして講座をしていて感じるのは

「したい」という思いがあるのなら「できる」ということ。

わたし自身、最初から講座をしよう！と思えたわけではなく、
「自分のことを話せない」というところからスタートし、
それをクリアして、

次に筆文字をたくさん練習で書き、人にプレゼントする中で
上達させてもらい、そのうちに
講座をしたいなぁ、、、、と思い描くようになりました。

けど、自分がやっていいのか、とか
あれもこれもわからないことだらけだ、と思って
講座をやらない選択をしていました。

そんなところから抜け出せたきっかけは
当時心理学の学校に通っていて、
そこでの同期の仲間の一人から「講座をしてみない？」と声をかけてもらい
仲間内で講座をさせてもらったことが初めての講座でした。

いきなり今、既に活躍している「ダレカ」と比べると
自分はあれもこれもできない、、、、と思ってやる気もなくなってしまう。

けど、まず、今、できることから一つ、また一つと
クリアしていくことができたのならそれは無理なく続けることができるし、
前に進むことができる。

だから、比べる相手は自分でいい。

わたしも人と比べるとどうかはわからないけれど
自分と比べると今の自分は自分にしてはすごいなぁ（笑）と、
そんな風に思います。

これは自己卑下とかではなく、
過去のできない自分を知っているからこそ
その成長具合をみて感じること。

人それぞれできることもできないことも違う。
わたしが悩んだ部分で全く悩むことなく、簡単にできる人もいてる。

逆に、わたしが悩まない部分で悩む人もいてる。
それは誰が優れているとか優劣をつけるのではなく、
ただ単純に持って生まれたものが違っていて、
乗り越えたい課題が違う、というだけのこと。

だから、「これがしたい！！」と思うことがあるのなら
「今できることはなんだろう？」と、今できる小さな一歩から始めていく。

「したい」という思いを胸に、「今できること」から一つ一つ、積み重ねていく。

泣くコンプレックスを解消した後に書いた筆文字。

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